家族 2022.05.10 あれから7年。おかもと自然薯農園 先代、父・岡元政治の命日を迎えました 本日、おかもと自然薯農園の先代である父・政治の命日を迎えました。 政治は、幼い頃に父親である政雄を戦争で亡くし、 残された母と幼い兄弟5人の父親代わりとして、戦後の厳しい時代を生き抜きました。 戦地での祖父・政雄の絶筆には、以下のような一文がありました。 「もし、戦争から生きて帰れたら農業がやりたい。」 しかし、残念ながら祖父は戻ることはありませんでした。 政治は、政雄の訃報を知ると、ひとりで畑に行き、大声で泣いたのだそうです。 そして、父・政雄の願いを自らの生涯の「目標」として、生きてゆくと決心したのだそうです。 それから農業に人生のすべてを捧げ、誰にも負けない情熱をもって、さまざまな偉業を成し遂げました。 日本初の自然薯自家栽培技術の確立、農林水産省の品種登録「秋宝一号」の取得、 さまざまな農業機械の実用新案や特許の取得の数々、 田舎の中卒だったひとりの農夫が、どのようにしてここまでのことが出来たのか・・・。 その執念のようなパワーには、本当に圧倒されてしまいます。 わたしたちは、偉大な師であり、敬愛する父が達成出来なかったことを私たち兄弟で、達成してゆこうと決意しています。 今日から思いを新たに、新しい未来の農業のために、 そして、私たちの幸福と社会全体の幸福を包摂した抽象度の高い目的とゴールを目指し精進して参ります。 Tweet Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 投稿者: kazu家族